28歳中間管理職の日記

28歳、中間管理職。肩書にとらわれず、ただ社会人としての価値の向上を。いろいろ書く雑記です。

ルヴァンカップ決勝進出に寄せて

このブログを更新するのも随分久しぶりになってしまった。

実に、約5ヶ月ぶり。

 

特に何があったわけでもないけど、なんとなく書くきっかけもなくて、時間が経つほどに必要なきっかけが大きくなってきてしまって、そんな積み重ねで今に至るという感じ。

それなら今日なのかなぁ…と思って、今こうしてだいぶ重くなってしまったペンを執っている。

 

チームの成長、サポーターの成長

 

もう恥ずかしげもなく言うけど、僕はよくゴール裏で泣いていた。

試合を決定づける劇的なゴールだったり、選手のちょっとした所作だったり、理由は色々だけど、感情が高ぶってよく泣いていた。

 

ところが、昨シーズンくらいからそんな機会もめっきり減り、今シーズンはまだ1度も涙を流していない。

 

多分僕の涙は、選手たちが僕の期待を上回る結果を出してくれたり、行動をしてくれたときに、感動によって出るものなのだろう。

そう考えると、僕が個人的に持っている「感動基準」は、残留争いをしていた2017年、もっと言えばJ2で戦っていたそれよりもっと前のシーズンと比べてだいぶ高くなっているということになる。

 

数年前の「感動」が、今の「普通」になっている。

北海道コンサドーレ札幌というチームは、強くなった。

 

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さっき「今シーズンはまだ1度も涙を流していない」と書いたが、正確に記すと「今シーズンはまだ1度も涙を流していなかった」という表現になる。

 

泣けた。今日の試合終了の瞬間。

 

「今やっている試合に勝った」という現実が目の前にあって、そこに「決勝進出」「クラブ史上初」「あんなに弱かったのに」「まさかこんなチームになるなんて」「嘘だろ?」「こんなこと予想できたか?」「テレビの向こう側の夢のような、憧れだけの世界だった場所にコンサドーレが立つ」「周りの人めっちゃ泣いてるじゃん」「選手めっちゃ嬉しそうだし」

 

……情報と感情の波が押し寄せてきて、ちょっとずつ理解して、泣いた。

 

自分に問う。ルヴァンカップの応援、やりきったか?

 

今日の試合が、僕の今年のルヴァンカップ参戦最後の試合になった。

10月26日の決勝は、どうしても休むことが出来ない仕事が入っている。

 

もちろん、歴史的なその場にサポーターとして立ち会いたいという気持ちはあるけど、前々からわかっていたことだし、何よりそこに悔いを持たないためにもこれまでの応援をやりきろうと思っていたから、自分でも不思議なくらい自然と受け入れられている。

 

  • 3月13日(水)19:00 V・ファーレン長崎(ホーム)0△0 札幌ドーム
  • 4月10日(水)19:00 湘南ベルマーレ(ホーム)4◯1 札幌ドーム
  • 5月8日(水)19:00 横浜F・マリノス(ホーム)0●4 札幌厚別公園競技場
  • 5月22日(水)19:00 湘南ベルマーレ 2△2 Shonan BMWスタジアム平塚
  • 6月26日(水)19:00 ジュビロ磐田(ホーム)2◯1 札幌厚別公園競技場
  • 10月9日(水)19:00 ガンバ大阪 1●2 パナソニック スタジアム吹田
  • 10月13日(日)13:00 ガンバ大阪(ホーム)1◯0 札幌ドーム

 

こうして、今年現地で応援したルヴァンカップの試合を並べてみると、奇しくもアウェイに遠征した2試合が大きなターニングポイントになっていることに気づく。

 

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グループリーグ最終戦のアウェイ湘南。

どういう経緯で参戦することになったのか、もう全然覚えてないけど(多分その場のノリ)、ここでの引き分けが無ければ敗退だった。

めちゃめちゃゴール裏の人数少なかったし、応援行って良かったと思う。

 

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セミファイナル1stレグの吹田。

結果的にミンテのアウェイゴールが決勝進出の決め手になったわけだけど、あれはちょっとだけサポーターが取らせたゴールだと思っている。

そのうちの一人で居られたことが誇らしい。

 

 

ホーム・アウェイ問わず、グループリーグから何試合にも足を運んだ僕のようなサポーターも居れば、決勝だけ満を持して応援に行くサポーターも居る。

 

僕は、それでいいと思う。

 

大事なのは回数ではなくて、目の前の試合の応援で全力を出して、チームを次のステージに進めてやること。

僕は今年、その役割を一人のサポーターとして十分に全うできたと思う。

 

次の決勝戦、本当に大事な意味を持った試合になる。

決勝に進んだだけでも十分に凄いが、川崎フロンターレに勝って、クラブ史上初のタイトルを手にすることが出来たら……北海道コンサドーレ札幌というチームは、見たことのない新たなステージに足を踏み入れることが出来る。

 

そのための後押しが出来るのは、札幌を愛するサポーターだけだ。

 

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あとは頼んだよ、みんな。