恋は楽しい時より悲しい時に そっと始まった方が長く続くね
飲食店のBGMで何気なく耳にしたこのフレーズに、グッと心を掴まれた。
調べてみると、浅香唯さんの「セシル」という曲らしい。
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楽しいときに一緒になって楽しむことは、多分誰にでも出来るし、こんなラクなことはない。
理想を言えば、常にこんな状態が続けばいい。
ただ、なかなかそう上手く行かないのが現実。
そんなときに、自分はどんな立場で、どう振る舞うのか。
この歌詞には恋に限らず全てのことに通ずる、こんなメッセージが込められているような気がする。
好きになる「タイミング」が持つ"意味"
「スポーツチームと自分の関係」というテーマで考えてみるとわかりやすいだろう。
僕がコンサドーレ札幌のサポーターになったのは、2013年の春。
友達に連れられて行ったゴール裏が楽しくてなんとなく、というなんとも主体性に欠ける適当な理由であった。
2013年のコンサドーレといえば、前年にJ1から「史上最速降格」をして、お世辞にも良いとは言えないチーム状態。
そんなチームが昇格プレーオフ圏内の6位を目指して必死に戦う姿がエキサイティングで、楽しく、そして愛おしくて、次の年も、その次の年もスタジアムに足を運んだ。
2014年、2015年と結果が出ずに苦しいシーズンを送ることになるが、2016年にJ2優勝、J1昇格を果たすと、翌2017年は悲願のJ1残留を成し遂げた。
そして今日、クラブ史上初の2年連続J1残留を手中に収めようか、というところまできた。
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多分、今が一番の「楽しいとき」で、これがずっと続くことを心から願っている。
でも、なかなかそう上手くは行かないということは、Jリーグ25年の歴史に素直に学ぶべきであろう。
もしも、"そのとき"が来たら。
そのときに僕がどんな考えを持っているかはわからないけど、多分変わらずに北海道コンサドーレ札幌というチームを自然に応援し続けることが出来ると、今は思っている。
厳しいシーズンも2年だけだけど経験して、今一緒にサポーターとして成長出来ている実感がある。
だから、このチームと一緒に、乗り越えていくことが出来る。そんな気がする。
僕の「恋」が悲しい時にそっと始まったのには、きっとこんな意味があるのだと思う。
さぁ、仕切り直しの名古屋戦。今年のアウェイは今日と、11月の磐田で終わり。
現地まで赴けることを感謝しながら、良い雰囲気作ろう。頑張ろう。