僕が尊敬する上司は説教が上手な人。パワハラ上司との決定的な違い
(最終更新:2018年9月18日)
今日、久しぶりに上司に呼び出された。
このイベントが発生したとき、僕は2つのチェックポイントに基づいて状況整理を瞬時に行う必要がある。
◯チェックポイント1:上司のご機嫌は…
- 悪くない(「良い」ときは呼び出ししない)
- 悪い
◯チェックポイント2:呼び出し場所は…
- 公衆の面前(大抵上司のデスク)
- 別室
何故そんなことをするかというと、心構えをするためである。僕が社会人になって身につけたスキルといえばこんなものばかりである。
厳正なる審査の結果、解答が残念ながら両方2になろうものなら、一旦小ゲロでも吐いておかないとこれから浴びせられる数々のお言葉を受け止めきれない。
だが、幸いにして今日はご機嫌は悪くなく、場所も上司のデスクだった。多分、大丈夫だろう。
「数字、どうだ?年内にやれそうか?」
案の定、当たり障りのない質問。
進捗状況の説明をして、年内になんとかします~的な意気込みでお茶を濁せば解放かな、と安堵したのもつかの間、僕が重大な判断ミスをしていたことに気づく。
チェックポイント1の正解、どうやら2だったらしい……(;´Д`)
ご機嫌悪め。
そこからは、ひたすら僕が今出来ていないことの羅列。マシンガンで打たれまくってる気分。
スゲー悔しいから内容は書きたくないけど、簡単にまとめると
- 管理者としての数値管理の甘さ
- お課題の数値を達成するための部下の動かし方が現状いかにダメか
- 「(自分のチームの)他人からの見られ方」という視点への認識の甘さ
この3つ。
はい、おっしゃる通りです。全部合ってます(;´Д`)
自覚症状ありの苦手分野でバリバリ悩んでたところに一撃いただいて、マジで具合悪いっす。
◇
部下に数字やらせるための"手段"には「怒鳴る」とか「詰める」とか、色々ある。
その辺のパワープレー系はやろうと思えば(有効に作用するかは別にして表面上は)誰でも出来るし、結果への即効性みたいなものは実際あると思うから、安易に手を出す管理者も多い。パワハラ上司というやつは、まさにこれ。
でも、その手段を続けていると、最終的に部下の中に残るのは「しんどいけどやる」「しんどいから辞める」の2つだけだと思う。
そんな組織に、従業員満足はあるのか?
管理者経験10ヶ月の僕はマネジメントスキルや実務スキルなど、諸先輩方に比べたら見劣りする部分がまだまだ多すぎる。
でも、「他の誰にも負けない!」と自分で言い切れるところもあって、それが「部下への"承認"を欠かさないこと」である。
自らの強みだ、とさえ思う。
弱みの改善も行いつつ、でも強みの活用という方にウエイトを置いて、先に挙げられた3つの問題点を解決できないか。パワー系には傾倒したくない。
持続して高い価値を生み出す組織を作るためには、従業員満足は必須だと断言してもいいだろう。その組織づくりに"承認"が果たす役割は、きっと小さくない。
来年まず決着をつけるべき課題を得た気がする。
かなりメンキツだったけど、貴重な気づきを得る場になったことに感謝したい。
◇
説教が上手い人って
- 怒鳴ったり声を荒げたり、感情的になることなく
- 相手のダメな点を冷静に挙げて、それが何故ダメかを説明する(+一緒に考えさせる)
- キツく言った分だけフォローをきちっと入れる
こういうのが自然に出来ている。
冷静にダメな点を指摘される分、ブログに書いちゃうくらい後引くけど、単に「怒られている」というよりは「自分の進むべき道を修正してくれている」という感じがあとからじわじわ湧いてきて、自分の場合それが尊敬にまで繋がってくる。
組織で働いて、ある程度上に立つにはこれも必要なスキルなんだろうな。
書き始めた時点からもう眠くて頭働いてないけど、今の気持ちを忘れないよう、備忘録代わりに殴り書きしてみた。
あー、悔しい。
絶対今より上手くマネジメントしてやる。