26歳中間管理職が選ぶ「自分の教科書として残したい本」9冊
「衝動買い」
人がこの言葉に抱くイメージは、どちらかというと良くない方が多いと思います。
かくいう僕もなるべく衝動買いはしないように気をつけていますが、唯一この衝動買いを自分に推奨しているのが"書籍"です。
欲しくなるのは自分のためになりそうなものばかりだし、それを読めばまぁムダにはなるまいという、前向きだかどうだかわからん理由で…
ただ、その衝動買いも数を重ねるとそれなりの冊数になります。
どれも貴重な財産であるものの、読まないものを残しておいても仕方がない…
ということで、処分(売りに出す)のついでに、手元にある書籍たちを「自分の教科書として残したい本」「後輩(≒同年代の人)に読ませたい本」「処分する本」に分別してみました。
その中から今回は、「自分の教科書として手元に残したい本」をリストにして紹介します。(「後輩に読ませたい本」は次回別記事で)
どれも現在の自分の考え方を形作ってくれたオススメの書籍なので、気になったらぜひ手に取ってみてください。きっと、あなたのお役に立つでしょう。
自分の教科書として手元に残したい本
【いろいろ】
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
…マジで20代の頃にこの本読むか読まないかで、お金への考え方が変わる。教えてくれた友人に感謝しかない。
最高の答えがひらめく、12の思考ツール ―問題解決のためのクリエイティブ思考
…結構難しい内容で全然理解しきれてないけど、だからこそ残しておきたいのかもしれない。「選択肢を設計する」という章とか、結構面白い。
選択肢を設計すると聞くと手の込んだ感じがするが、単にあなたが選んでほしい道筋を他の人に選んでもらえるように、環境を整えるだけのことだ。(『最高の答えがひらめく、12の思考ツール』P.89)
…内容的には「めちゃくちゃこれが!」という突出したものはないけれど、全体的に"物の伝え方"の考え方として役立つ。
何よりこの本が良かったのは、「未来が過去を作る」という我が座右の銘に出会えたこと。
…プレゼンの教科書。最近社内でプレゼンをする機会が増えてきたので、改めて読み直したいなと。初めてこの本を手にした大学生のときより、学びが多そうで愉しみ。
ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
…「具体的にここを~」というような内容よりは、視野を広げるための考え方を学ぶ感じの本。150ページくらいの新書で、サッと読めるので買って鞄に忍ばせておくのも良いです。
「心の掃除」の上手い人下手な人 (集英社文庫 (さ28-6))
…これも改めて読み直したいなと思った本。全然印象に残っている箇所はないけど、「前向き/ポジティブに」「他責より自責で」「明るく元気に」「自分を追い込みすぎない」といった、現在の自分の確固たる軸と定着している部分が出来上がることに確実に寄与してくれている。
今、目の前の仕事などに上手く行っていない人や、他人との関係に悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい。
もしかしたら、現在の自分の姿と異なる部分があって、辛くなるかもしれない。
だけど、向かうべき方向として本で読んでおけば、そっちに向かって少しずつでも良化されていくと思う。
【従業員満足度系】
社会人になって1年を過ぎた頃から、働く上でこの「従業員満足」が自分の中での大テーマ。
これを達成すれば事業の成果は(正しい方向に、正しいリソースを、正しい方法で注いでいれば)後からでも上がるとずっと信じてきて、実際に自分が15名ほど部下を持っていた去年、見事にそれを成し遂げたことで確信を得た。
これまでの社会人生活で唯一、本気で「この会社に転職したい…!」と強く思ったのが、この本の著者・高橋克徳さんと重光直之さんが取締役を務める「ジェイフィール」という会社。
具体的な事例や「ストーリーで読む組織変革」など、読みやすい内容で初めてこの手の書籍に触れる人も理解しやすいと思う。
上記の2冊は、日本の「承認欲求」研究の第一人者・太田肇さんの著書。
これも僕にとっての"教科書"で、従業員満足を成し遂げるために必要不可欠な部下の「承認欲求」に関して、多くを学んだ。
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次回は「後輩に読ませたい本」10冊を紹介します!