28歳中間管理職の日記

28歳、中間管理職。肩書にとらわれず、ただ社会人としての価値の向上を。いろいろ書く雑記です。

信じて、やり続けること。

日曜日の朝、とびっきりの疲労感とともに目を覚ます。

 

また今日も8時間寝てしまったらしい。最近、試合の後はいつもこうだ。
寝ぼけ眼で確認したスマートフォンの時計の横に表示された現在地「茨城県」を見て、今日は鹿島に遠征に来ていたことを思い出す。

こう、色々なところに遠征していると、たまに自分がどこにいるのかわからなくなる。情けない話だが。

 

札幌に帰る飛行機までは、まだ時間がある。

 

「どっか観光して帰ろうかなぁ。その前に、朝ご飯どうしよう…」

そんなことを考えながら身支度をして、キャリーバッグと筋肉痛の脚を引きずりながら安宿を後にする。

 

J1でサポーターをやるというのは、思っていたよりだいぶ楽しい。

 

 

本当に、あとちょっとだと思う。

 

あのシュート、ボールがあと1個分ズレていたら…。

ゴールポストに当たる位置があと数センチ内側なら…。

アディショナルタイムがあと少しだけ早く終わっていたら…。

 

今シーズン、これらの「たられば」が全て叶えられていたとしたら、多分コンサドーレは今よりもっと上の順位にいると思う。

 

それが良い方に転ぶか、そうじゃない方に転ぶか、その違いが何なのかはよくわからない。
恐らくだけど、最後は運とか偶然性とか、そういう自分たちではどうにも出来ないことなんだと思う。

 

広島戦、先制点の場面での競り合いで都倉がファウルを取られなかったのも、大宮戦の先制点、ポストに跳ね返された金園のヘディングシュートが一直線に宮澤の足元に来たのも、多分偶然。

大事なのは、最後の「自分たちではどうにも出来ないこと」の前段階の、「自分たちの力でどうにか出来ること」の精度を高めて、それが正しいと信じて、たとえすぐには結果が出なくても同じ方向を向いてやり続けること、だと思う。

 

 

 

 

 

J1に上がってからも、アウェイスタジアムに詰めかけた札幌サポーターの応援を褒めるインターネットの書き込みをちらほら見かける。

 

僕らがやっている応援は決して見せ物じゃないし、札幌の選手を鼓舞させることが出来なければ何も意味は無い、ということはしっかり肝に銘じなければいけない。
けれど、一方で他者からのこういう評価は「自分たちのやっていることが間違っていない」と判断するための重要な要素となる。

進む道の判断ができたら、あとはそれを信じてやり続けるだけだ。

 

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「やってること間違ってないから!あとちょっとだから!前向いて、信じて続けよう!」

 

敗戦直後、浮かない表情でアウェイサポーター席の前に整列する選手たちに、僕は声が枯れるまでこの言葉を叫び続けた。

 

今必要なのは、"あとちょっと"を自分たちのものにすること。
結果は0-3の負けでも、良いところまでは来てる。自信を持って続けて欲しい。

そんな思いを込めて、叫んだ。

 

5連敗をしてもなお、こんなに前向きにサッカーに向き合えるなんて思ってもみなかった。

J1でサポーターをやるというのは、やっぱり楽しい。来年もやりたい。

 

だから、応援しよう。