「終わりの場所」から残留への戦いを始めよう
5年前のあの日、コンサドーレ札幌のサポーターに「史上最速J2降格」という厳しすぎる現実を突きつけられた、等々力競技場。
その場所での戦いを終えた今、我々はまだ、堂々と残留圏内に踏みとどまっている。
未来は、5年前に描いていたそれよりも比べ物にならないくらい明るい。
まず、そのことを喜ぼう。
その上で、最終的な我々の目標「J1残留」に向けて地に足をつけて、この状況を楽しみながら、他のどのチームのサポーターよりも熱く応援する。
それが、僕たちサポーターに与えられた唯一にして最大のミッション。
昨日のゴール裏の人々は暴風雨にさらされ、びしょ濡れになりながらも、その任務を着実に全うしていたように思う。
等々力競技場のアウェイゾーンは現在こんな感じです #consadole pic.twitter.com/hJ1mJOLZHC
— 村上アシシ (@4JPN) 2017年8月19日
天候も相まってか、若い人達数人がヘイスの得点後から急にユニ脱ぎ出して、ガンガン応援していた。なんか熱い雰囲気あって良かったし、今日のゴール裏は応援していて楽しかった。
— バル (@SS4E_) 2017年8月19日
コールリーダー不在の中、本当にみんなよく頑張ってたと思う。感謝。
— K24(こにし) (@knight24_k) 2017年8月19日
ただ、前半30分くらいに安中さんが突如スタンド中段くらいに現れて、一発煽ってゴール裏全体から「俺らの本気はこんなもんじゃねえ!」っていう空気の変わり方したのはマジでシビレた。
遅れて登場したコールリーダーがトラメガで一発ゴール裏を煽った瞬間、応援のボルテージが一気に上昇、それに奮起した選手たちは見事逆転勝利を収めた…
なんていうストーリーはあまりに中二病過ぎて今回はサッカーの神様が用意してくれなかったが、リーダー不在の間も全員の熱い思いで、きっと選手たちに伝わる応援ができていたはず。
◇
「こんな天気、オイシイじゃん!やるしかねえよ!」
北海道コンサドーレ札幌のサポーターがどうしても味わってみたい「J1残留」という料理の、とっておきの隠し味がまたひとつ増えた試合だったのかもしれない。
「J1残留」という目標が達成できれば、全てがオイシイ話になるのだ。
あとから振り返って笑えるように、残留するしかない。
本当の残留争いはこれからだ。
戦いを始めよう。5年前の「終わりの場所」から。