去年残留争い中に書いた札幌サポの僕のブログを、今の長崎サポに読んで欲しい
気持ちはわかる。
上手くいかない苛立ち、焦り。それらがつい、トゲのある言葉となって口から出てしまうその感覚。
そうでもしなければ、自分の心の中にあるこのモヤモヤが、どうしようもないまま自分を苦しめそうで。
ただ、僕たちサポーターは、それをしてもこれっぽっちも愛するチームのためにはならない、ということをまず理解しなければいけない。
僕は、サポーターに与えられた役割は「なるようにしかならないことを、なるべく希望に近い結果にするために"願う"」ことだと思っている。
サポーターの僕たちに出来るのは、突き詰めていけば"願う"ということだけだ。
試合中、直接ボールに触れるわけではないし、選手起用に口出し出来るわけでもない。
ただ「目の前の試合に勝ってくれ」と、願うだけ。
そう、僕らサポーターに出来ることは、信じて、応援し続けることだけ。
「やってること間違ってないから!あとちょっとだから!前向いて、信じて続けよう!」
敗戦直後、浮かない表情でアウェイサポーター席の前に整列する選手たちに、僕は声が枯れるまでこの言葉を叫び続けた。
今必要なのは、"あとちょっと"を自分たちのものにすること。
結果は0-3の負けでも、良いところまでは来てる。自信を持って続けて欲しい。
そんな思いを込めて、叫んだ。
「信じて、応援し続ける」
自分のやるべきことさえ出来ていないサポーターが、選手に変わることを求めて良いのか?
選手に変わることを求めるなら、自分たちも変わるのがスジってものじゃないのかな?
他人と過去は変えられない。
だけど、自分と未来は変えられる。
僕たちサポーターが変われば、もしかしたら未来も変わるかもしれない。
そう信じて、前を向いて、僕は自分に出来ることをしっかりやり続ける。
マジで生き残りましょう。
今が、クラブが成長し、進歩する"過程"であるということも忘れてはいけない。
目の前のシーズンだけが全てではない。
「強いチームを応援させてもらえるサポーターになればいい」
これが、中長期的に僕たちの目指すべきゴールだ。そのための第一歩として、今年のJ1残留がある。ここから、未来に繋がる。
ただ、クラブの選手・コーチングスタッフ・関係者と、僕たちサポーターと、そしてこの街が、心の底から臨むような進歩をするには、一方で"J1に居続ける"ということが不可欠なのも確かだ。
成長するのは、クラブだけではない。
僕たちサポーターにも、その責務がある。
クラブが目覚ましい成長を遂げている中、サポーターが成長のための努力を怠るという選択肢があるだろうか?
「一緒に戦う」と宣言した以上は、昨年以上のものを提供できるように、我々も質を高めていかなければいけないと思う。
◇
ここ数日、札幌サポである僕のTwitterのタイムラインにリツイートで流れてくる長崎のゴール裏・スタジアムの様子にはどうも見覚えがあって、どうしても他人事とは思えなかった。
「上から目線だ」と叩かれてもいい。
「余計なお世話だ」と突っぱねられてもいい。
ただ、長崎というチームを信じて、最後の瞬間まで応援し続ける覚悟のある、そんなサポーターに、「やっぱり僕らは信じて応援することしか出来ない」ということ、そして「その先にこそ手にすることが出来るものもある」ということを伝えたくて、この記事をまとめた。
サッカーには夢がある。
これからも、素晴らしいチャレンジを続けられますように。